VRoidで美少女アバターを作ったよ
pixivからVRoid Studioという人型アバターの3Dモデルが簡単に作れるアプリケーションがリリースされましたね。
今回はVカツで作ったアバターをVRoidでも再現できるのかどうか試してみました。
結論から言うと作ることはできましたがVカツのようにパラメータのみをいじって完成!とはいかず、絵(イラスト)を描くのと同じような作業がいくつか必要になり慣れるまではちょっと大変かなという印象でした。
チュートリアルや操作説明などのドキュメントについてはベータ版ということもあってか整っていません(というよりもほぼ無いに等しい)。 また、VRoidハッシュタグで検索したりVRoidの公式TwitterのRTを覗いてみれば他の方のアバターがたくさん見られますが、ざっと探した感じだとドキュメントを補完するような情報は少なかったです。
なので自分が作るときに参考にしたものや使ったものなどをメモ程度に紹介します。
作ったアバターをVカツのと比較してみる
どんな感じのアバターができるのかをまず先に載せます。
Vカツのりたろうちゃんがこちら
ノリタロサァン.. pic.twitter.com/Hudge14DvK
— わさびのりたろう (@ku00_) 2018年7月31日
今回作ったVRoidのりたろうちゃんはこちら
VRoidのりたろうちゃんできたよ~ #VRoid pic.twitter.com/Sr8fMnGwKR
— わさびのりたろう (@ku00_) 2018年8月13日
髪の色味・光具合とか目の大きさとか色々違うけどこれはこれでいいよね
作り方の雰囲気を掴むために動画を観る
公式でチュートリアル動画などがあればよかったのですが、無いので適当にYouTubeで検索しました。自分が参考にしたのはこの動画です。
VRoid Studioでレム(remu)作製 裏技公開の制作流れ VRoidStudio髪編集と顔編集のまとめ先行制作 - YouTube
VRoidを最初に開いたときにパッと見て操作方法がわからないという理由から触るのをちょっとためらってしまいました。
参考動画では目や髪の毛の描き方を中心とした作業の様子を映したものなので、この操作をするとこう変わるみたい直感的に理解できてよかったです。
ペンタブがあると描きやすい
マウスでも描けないことはないと思いますが、特に髪は手のブレが結構反映されてしまうのでペンタブがあると線が真っ直ぐ描けると思います。
筆圧についてはまだ対応してなかったと思います。
参考までに自分はWacomの『One by Wacom』を使っています。
ワコム ペンタブレット One by Wacom ペン入力専用モデル Mサイズ CTL-672/K0-C
- 出版社/メーカー: WACOM
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ポリゴン数を減らしたいときは髪の毛を調整するといい
こちらの方のツイートで言及されている通り、VRChatではアバターのポリゴン数が2万ポリと制限されているためそういったサービスで利用する場合は調整が必要になります。
VRoidStudioでの髪の毛のポリゴン数は「滑らかさ」と「断面形状」でコントロールすることができます。VRChat等2万ポリ以内に収めないといけない場合、体は約1.4万ポリほどなので6千ポリぐらいに収まるように調整すると良いです。 #VRoid pic.twitter.com/Eb3eQRqPja
— まじかる☆しげぽん@VRoid (@m_sigepon) 2018年8月6日
自分は最終的にVRoidで作ったアバターをVRChatに持っていきたい気持ちがあったので同じような方法で調整しました。
調整前は約26000ポリでしたが、「滑らかさ」を前髪以外 40.0 から 15.0 に、「断面形状」をひし形から底なし三角形に変更することで約17000ポリまで下げることができました。
前髪の滑らかさを変更しなかったのは、滑らかさを削ると思いのほか粗さが目立ってしまったからです。
衣装はどう描けばいいんだ..
アイラインや衣装などをどうやって描くのかについてはよくわからないままでした。前者はモデルのプレビューを見ながら雰囲気で描けましたが、後者は雰囲気では描けそうになかったので諦めました(衣装の展開画像を見てもこれでどう描けと..)
VRoidへのフィードバック
- [既知] vroidファイルを読み直したときに発生する髪の毛が意図しない位置に吹っ飛ぶ不具合を早めに直してほしいです
- 高さ調整とかでは修正が効かなくて結局描き直しました😢
- 髪の毛の流れを調整するプレビュー側のガイド(?)のみのundoができるようになってほしい
- ガイドが変になったと思って直そうにも直せないので(そしてやり直すために読み込み直しをして上の不具合にぶち当たるコンボがつらい)
- 体型編集の身長調整で実身長の目安が出ると嬉しい
まとめ
冒頭にも書いた通りドキュメント不足による障壁は大きいですが、慣れてしまえばのは難しくないと思います。描き始めてからはそこまでつっかかることはなく完成させることができました。これは自分がVRoidを立ち上げたときのデフォルトのモデルから主に目と髪の毛のみを描き直すという方法を取れたことも大きな要因だと思っています。
ひとまず絵がほとんど描けない自分でもそれなりのクオリティの3Dモデルが作れるのでVRoidさん本当にありがとうございますという気持ちです。
皆さんもぜひ試してみてください。それではよいバーチャルライフを。